2021-03-26 11:43:54
藤井聡太 王位・棋聖 vs. 松尾 歩 八段 竜王戦
アウトプットイメージ(詰み筋)からの逆算のトップダウン思考
中盤から終盤に至るかなり前からアウトプットイメージ(詰み)を持ち、相手玉の「詰み」の条件として足りないもの(持ち駒と形勢)を明確にし、「詰み」に必要な持ち駒と形勢を得ることを導いているように思えます。
このアウトプットイメージ(詰み筋)からの逆算のトップダウン思考は詰め将棋能力という誰よりも卓越した彼自身の「強み」を活かすもので他者には模倣困難な(inimitability模倣困難性を有する)彼独自の不敗の戦略となったかもとさえ思える。
北浜八段も藤森五段との解説で42手目の相手の2八歩打ち頃から4一銀から終局までのイメージを持っていたのでは?と述べていたが
43手目で敢えて同飛で桂馬での両取りを許したのも「詰み」に桂馬があと2枚必要のために誘導したのかもと思いました。
名無し 304f14b8