2017-10-20 21:15:22
斎藤 慎太郎 七段 vs. 阿久津 主税 八段 順位戦
結局、ボロボロに崩されてしまいましたね。普通の穴熊なら、歩が三段目にある分、まだ最終形が戦える格好になっていたのかもしれません。銀冠穴熊特有の端の攻防や玉頭戦、建築材の補強のタイミング等が小難しく、本家のponanzaですら、相手に正確に応じられれば囲いがまともなまま勝ったのを見たことがありませんし、人間的な勝ちやすさや従来の穴熊とはかけ離れているのでしょうね。ビッグ4まで組めれば完璧ですけど、定跡的にそれは組めませんし、端攻め自体は銀冠穴熊の必殺技ですけど、本局のように1歩間違えれば簡単に危うくなる綱渡りのようなものです。詰将棋の双玉問題が得意な私には奇襲戦法的にありですけど。
何度でも蘇る自演荒らし 8aaf869c