2018-09-06 23:56:37
近藤誠也 五段 vs. 藤井聡太 七段 新人王戦
昨日の続きで▲3二歩と玉の頭を叩いた手に対して、まず①△4一玉の場合は▲3三桂打△5二玉▲4一角△4二玉△7七竜で先手勝ち。▲3三桂打に△4二玉の変化が難しい。この変化は先手負けなのかも知れません。
▲3二歩に②△4二玉は▲3三角△同角▲同桂成△同玉▲7七竜。
この局面が昨日の局面Aと比べてどうかですが▲3二歩が居る為、先手が攻めづらくなってると思います。先手自信なしです。
次に▲3三歩に対して△4二玉と△4一玉の変化です。
③△4二玉の場合は▲7七竜と銀を取り、△同角成に▲3一角△4一玉▲3二銀△5二玉▲6四桂以下詰みます。
次に④△4一玉と逃げられた場合ですが、ちょっと有力手段が見つかりません。先手の勝負手をことごとく消している逃げ方なので後手としては最有力の手段かも。
パソコンの最新ソフトで検証したら結果は違うと思いますが一応以下の結論です。
▲3二歩に①△4一玉 先手勝ち
▲3二歩に②△4二玉 先手自信なし
▲3三歩に③△4二玉 先手勝ち
▲3三歩に④△4一玉 後手勝ち
結局、歩の王手に対して逃げる手が有力で先手有利の順が見つかりませんでした。ただ実戦ではプロなら勝負手として▲8六同竜と取るのではないでしょうか?▲7八竜は受け一方になるので。
足長 a6db7e85