2018-04-21 14:49:56
藤井聡太 四段 vs. 羽生善治 三冠 藤井聡太四段 炎の七番勝負
112手目の後手の応手を加味して、詰み手順を再掲します。
後手が8六の飛車を逃げると、前掲の3手詰みです。それ以外の応手でも詰みで、一番長い手順でも、△3四龍▲同銀成△同玉▲4三角打△3五玉▲2五飛打まで、です。終盤で、106手目に3六飛成で次の8六龍の詰みを見せた羽生三冠の粘りも見事でしたが、受けの中で4七の角を取って詰みに繋げた藤井四段(当時)も天晴れでした。中盤までは羽生三冠がやや優勢のような感じでしたが、66手目の後手9五桂が疑問手(緩手)だったのかもしれませんね。8二の位置の歩も痛かったですね(8六歩で先手が受かるとは直感的には思えませんよね)。羽生三冠が大事(安全)に行き過ぎて、藤井四段(当時)の勢いに押された、というところでしょうか。
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