start_at | 2021-11-16 10:00:00 |
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Tournaments | 順位戦 |
tournament_detail | 第80期順位戦B級1組8回戦 |
Players | 藤井聡太 竜王 |
Players | 松尾 歩 八段 |
Handicap | 平手 |
place | 東京・将棋会館 |
time | 6時間 |
time_consumed | 89▲289△323 |
Strategy | 相掛かり |
候補手: ▲8六歩
評価値: 96
同飛ととるとどうでしょうか?
同飛、85歩、76飛、87銀、75飛、66角、35飛、36歩、15飛、16歩、まで飛車詰み。 同飛、85歩に、同銀なら、87銀で積み。
序盤での角交換があった跡に自玉を寄せて囲うのは、 角将が抜けて防御が薄くなった戦場に自玉を寄せる気がして、筋が悪い気もする…。 持ち駒になった駒は、相手の攻撃目標にされることもないから、 駒交換は互いに防御力減少&攻撃力増加に相当する。 序盤で大駒の交換があれば、素人にとっては怖い荒れる将棋になりやすいのは当然…。 序盤で角交換があったら、相手の攻めが薄い方に玉を寄せての 低めの美濃囲い風か、低めの舟囲い風を選択すべきなのでは…? 当初、飛車先から角頭を守るために集めた防御駒の周辺に、 自玉まで寄せるのは、相手の攻め筋に自玉を動かすことになって、 長期的には手損ではないか?という気もする…。 いきなり無理矢理、飛車先を伸ばしての攻めは、自らの攻め筋がはっきりし過ぎていて 相手方が飛車先を受けやすいし、かといって陣形が固まってから、 継ぎ足したかのように自分の飛車を振ると手損が大き過ぎるし、 駒損覚悟での無理な急戦攻めは駒損が大き過ぎて、反撃が厳しいので、 角頭の防御を少し厚くしておいて、相手の角頭攻めからは、ゆっくりと自玉を飛車脇へと撤退させながら、 受けによる防御駒と相手攻め駒の駒交換によって 自らの攻めが途切れない程度に持ち駒を貯めてから、 飛車先から敵玉頭に向かって攻めを伸ばしてゆくのが順当な攻めなのかな…? 飛車こそが攻守最強の駒であり、角将は守りよりも攻めに適した駒、王将は指物係のような物?
振り飛車の攻撃力の原因は、右囲い定石の中に角将が入っていないから、 角将を攻撃に使える点にあるように思う。 一方、居飛車の左囲い定石には、たいてい、角将が守りの駒として入っているから、角将を攻撃に完全投入し切れない。 囲いの中に角将が組み込まれてしまっていると、角将が、ほとんど受け専門か、悪いと攻撃目標にされてしまう…。 (右)美濃囲いでは、角将は攻撃に使えるが、舟囲いでは、角将が守りに貼り付けられてしまう。 単純な舟囲いでは、(右)美濃囲いには堅さでは負ける。
非常に面白い意見だと思います。確かに、右玉自体はAIの評価も悪くなく、戦法として有力です。 しかしながら前提として、人間はAIと違い、ミスをする生き物なので、1手ミスで即負けに繋がるような戦法は不向きです。 一般に攻めより受けの方が1手ミスの比重が大きいため、受け続けないとならない将棋は勝ち辛いものとなっております。よって、どこかで受けを放棄して、攻め合い勝ちを目指すのが一番勝ちやすいと言えます。 角交換右玉の場合、囲いが脆く精密な受けが必要になり、そして攻めに転じようにも、玉飛が近すぎるためにカウンターに弱く、常に自玉の安全度に気をかける必要があります。要するに、明確な攻め合い勝ちを実現しづらく、勝ちきるのが非常に大変な戦法のため、プロ間で指されません。
何となく、角交換があった場合、(左囲いの場合)2二玉に囲うよりも、3二玉に囲った方が、角打ちの威力が弱くなって、守りやすそうに見える…。
相手に大駒を渡すことで、形勢が一気に悪化しやすいことを勘案すると、 角交換で、大駒が無くなった跡地の方が、玉将の傍に大駒がなく、取られて痛打となる駒が囲いに無い方が、却って囲いとしては強いのかもしれない、と思い直したりもしました。
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