2017-07-24 19:18:16
阪口 悟 五段 vs. 藤井聡太 四段 棋聖戦
攻め駒が先手玉は金角と2枚だけなのに対し後手は桂馬が捌けていて4六の歩も拠点として攻めに参加して駒台の歩も豊富、飛び道具も温存されていてるので玉頭で味付けをしたらすぐにでも寄せれる格好です。この▲5六歩打以外に攻め駒を補給できる手段はない、また受けになるような手もないので仕方なくこの手を指したのだと考えます。
細かい手の考察ですがこの手以外、攻めになるような手は見当たりませんね。ので仮に受けの▲2五同歩と取った時の検討をします。
次に△2六歩打、▲同銀、△2四歩打とした時▲同歩は△2五歩打、▲1六銀、△1五歩で次に△1六歩or歩打を狙ったり
手を戻し▲2五同歩、△2六歩打、▲同銀の際、△4七歩成、▲同金、△4六歩打だったりと歩(桂)だけの攻めもあり安い駒で簡単に銀冠を崩すことができるので受け一方だと必敗形ですね。
投了王 f877328a